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シャンプーハット-彼の理不尽な物語 002 |
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ニックネーム
闇桜
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投稿日時
2015-01-16 10:13
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「まるで性質の悪い悪夢じゃないか」
シュテルン山で起こった事件、その解決への道標として彼は彼女、アメリアの記憶の中へと入ることとなった。
どうせただの記憶、そんな軽い気持ちで挑んだのがそもそもの間違いだったのだろうか?
彼の両足は恐怖に震えていた。ただの記憶のはずなのに、自分にはまだ無関係なはずなのに…。
彼の前にはあの夢の男、ダークナイトがこちらを睨み佇んでいた。剣を一振りすると背後で何かが砕け散る音。
きっと結界が破られたのだろうが、振り向くことは出来ない。男が、ダークナイトが剣をこちらへと向けている。
一瞬気のせいかとも思ったが違った、ダークナイトは明らかに彼を見ていた。
ダークナイトが何かの指示を背後の者達へと出した、何を言ったのかは分からないがその意味は理解できた。
「殺せ」
コレは記憶じゃない、過去そのものなんじゃないのか?ならここで死ねば自分は…。
なぜかずっと背を向けたままの記憶の中のはずのアメリア。僅かに見えた口元は、小さく笑っていた。
何十という魔の瞳が死へと誘うように、ゆっくりと迫り来る。 |
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